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プロフィール
むろさん
むろさん
この世に現れて56年。来世はブナの木になっていたい。おそらく300年は立ち尽くしていられるであろう。そんな期待を抱いて山を歩いたり、木の実を拾ったりして生きている私です。
樹が好きです。一方通行とは言え、樹と話しが出来ます!渓流に山女を追う釣り人であり、はんこ倶楽部を運営する会社の社長さんでもあり、すぐに子供たちと仲良しになれる「おもしろおじさん」とも呼ばれ・・・はたまた、月を拝む詩人であったりと、変幻自在。いつまででも月光仮面のように
不思議な人でいたいものです。
  

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2011年09月21日

大工と天ザル

自称シェフを標榜する私も
人さまの作ってくれた料理には
文句なしに全て食べる事を善しとしています。

さて 長泉の蕎麦屋へ行って来ました。
このブログのために、写真を撮っておこうと
出かける前自分に言い聞かせて出たのですが、
天婦羅に早々と箸をつけてしまい、
これはこれは、、、と、天そばの写真を
撮り忘れていました。

石舟庵の向かいのかどの奥に通じる
斜めの路地の中ほど、、、
(わかりづらいですよね)
すずや というお蕎麦屋さんでした。
(店の名前は覚えやすい)
明るいクリーム色のコロモをまとい
えびも野菜も皿の上へ立体的に
盛り合わされる様は、帆掛け舟のよう、、
 (わかるようなわからないような言い回しですよね)
活きた油つかってるな~ 

美味しいひと時が過ぎてゆきました。

現場帰りの大工職人風の老人が一人
天ザルを食べ終え、店を出てゆきました。
こころなしか左の足を曳いて軽トラへ戻る
親方の後ろ姿は、意気込んで天そばを求めに来た
わたしなどとは違った、ごくごく当たり前な満足感
に包まれていました。

良いと云われるものを我も我もと
求める好奇心に、自分は追い立てられているようで
自分の日常にふと淋しさを感じました。
気に入っているのだから
永くいつものように付き合っていこう。
・・・いつもありがとうございます。・・・
そんな「いつも」の通りで充分じゃないだろうか・・?

・・たまにありがとうございます。・・じゃあ
絵にも商売にもなりゃしねえ。  

Posted by むろさん at 23:03Comments(0)