2011年08月23日
山の地図・国土地理院の地形図有りますか?
今日は いちょう並木店へおい出になった二人の男性客の話しです。
一人の方は、登山~渓流釣り~そして今は沢登りをなさっているお客さんです。
河口湖の北、御坂峠付近の地形図を探していたそうで、都内の本屋さんにも置いていなく、
沢登りのリバーク計画が立てられないと悩んでいたところだそうです。
はんこ倶楽部の看板の右隅には「山の地図」と書かれています。
仕事へ向かう途中、ふと目に留まり、ハンコやなのになんだろう?と気になったようで
閉店直前に「山の地図ってかいてあるんだけど・・」
昭文社の「山と高原」シリーズの前まですすっと向かい
心なしかがっかりした様子でした・・・。が私が
ここにも→ありますよ。と額に入った地形図「八ヶ岳」を指さすと、
その方、「おおおおっ」と雄叫びを押し殺し、
「あるわけ無いよな・・山梨県御坂峠周辺なんて・・」
そこで 私が、「三つ峠ありますよ。御坂側が一般向け登山ルートですか・・・」
そこまで云うと、かれの放った雄叫びと私の「ら。」が重なり
妙な二重唱となって店内に木霊しました。
こんな具合に・・「らおおーーー!」2万5千分の1地形図「御坂」を手にし、
「ついにあったあ~~!」大喜びしてくださいました。
ざくざく出てくる地形図の山・・
いやいや、山の地形図に 彼の目はランランと輝きだしました。
「天城の先、河津の鉢の山付近は、、」
「う~ん残念。天城は東西に二枚。その何とかって言う山までは・・・・」
と終わらぬうちに
「おおおーっ」
またしても店内には感嘆符が四方八方に飛び交い・・。
「XXの川があるよー」「ここがね、0000ですごいんだよ。」
(ここだけの話しということで大事なところ割愛させてもらいますです。)
「え~~それじゃあ入れ食い状態ですねえ~~!」とわたし・・。
すでに話題は わたしの趣味、渓流釣りの方へ流れ出していました。
二年間ご無沙汰していた釣果が何の苦労もなく、
わづか3メートル弱の竿でぽんぽんと大型の天然あまごが釣れる。釣れまくる!
とは!夢のような実話に酔いしれるわたしの前で
彼は3枚の地形図を買い求めて行きました。
もう一人は雨に濡れながら自転車でやって来た
市内沢地の少年 S君。
雨粒したたらせながら、すすっとわき目も振らず地図コーナーへ向かい、
「昭文社の山と高原地図じゃだめなんです。国土地理院の2万5千分の1の地形図はないねえ。」
「おっと今どきのこわっぱにしては、スパスパと国土地理院なんて、言葉つかい慣れてるなあ・・・」
「あなどるなかれだぜ!!ほうら山の地図がほとんどだけどね。本物の地形図だよ・・。」
「あったあ。夏休みの自由研究で液状化の起こりそうな場所を調べているんです。」
「ほう~っ。それで・・?」
「川の蛇行の跡や、昔河原だった土地は地形図でないとだめなんだ。昭文社の山と高原では載ってないんだ。」
「!!!!この子ナニモノ!?」
「三島市の地形図 ありますか?」
一瞬ヒヤッとしましたが、たしか三島と沼津は需要を見込んで
取り寄せてあったはづ・・。
・・・売れ残ってました・・
。
ほっとして??少年にみせると
「やったああああああ~」大喜びしてくれました。
「この川の辺りなんて昔の川の蛇行の跡なんです」
「ちょっ ちょっと待て。その川はな、柿田川だ。巨大な湧水からの流れだ。
狩野川の旧河川跡ではないよ。それを云うのならこっちだ・・。」
「ここだ→・・・~」
私は地図の中の長伏公園の南側付近を指さしました。
U字型の川の流れがそれでした。
三島市の北縁、沢地の少年には市の南縁 長伏地区の
ことは知らなかったようです。
「絵に描いたような三日月湖だよ。行って見るといい。」
「はい。行ってみます。」
歯切れのいい返事でした。
「
君は中学生かい?」
「いいえ 小学4年です」
「・・・・・!!こんな子初めてだあ」
「地図折ってくれますか?」
「ドキ~ん!!」実は、大学の時のフィールドワーク以来、地図折りしたことが無かったので
どぎまぎしてしまいました。
「たしか山・谷・山・谷のジャバラ折りしてから二つか三つ折りだったよな・・。」
「ジャバラの山が少しだけ低く折り込んで擦り切れないようにするんだったよな・・。」
少年の期待に応えてあげなくては・・ 冷や汗ものでしたが、何とか様になる地図折りとなり
ほっとひと安心でした。
「はい270円です。」
「お小遣い終わっちゃいそうだ・・。」
『そうだろうな、小学4年生にとっては270円は大きな出費なんだろうナ・。』
雨に濡れないようにジッパー付きのビニル袋へ入れてやると、
「ありがとうございます」
気おくれの無い爽やかな声でお礼を言ってくれました。
沢地の少年Sくん。夏休みも残すところ10日。
自由研究 がんばれ!。
一人の方は、登山~渓流釣り~そして今は沢登りをなさっているお客さんです。
河口湖の北、御坂峠付近の地形図を探していたそうで、都内の本屋さんにも置いていなく、
沢登りのリバーク計画が立てられないと悩んでいたところだそうです。
はんこ倶楽部の看板の右隅には「山の地図」と書かれています。
仕事へ向かう途中、ふと目に留まり、ハンコやなのになんだろう?と気になったようで
閉店直前に「山の地図ってかいてあるんだけど・・」
昭文社の「山と高原」シリーズの前まですすっと向かい
心なしかがっかりした様子でした・・・。が私が
ここにも→ありますよ。と額に入った地形図「八ヶ岳」を指さすと、
その方、「おおおおっ」と雄叫びを押し殺し、
「あるわけ無いよな・・山梨県御坂峠周辺なんて・・」
そこで 私が、「三つ峠ありますよ。御坂側が一般向け登山ルートですか・・・」
そこまで云うと、かれの放った雄叫びと私の「ら。」が重なり
妙な二重唱となって店内に木霊しました。
こんな具合に・・「らおおーーー!」2万5千分の1地形図「御坂」を手にし、
「ついにあったあ~~!」大喜びしてくださいました。
ざくざく出てくる地形図の山・・
いやいや、山の地形図に 彼の目はランランと輝きだしました。
「天城の先、河津の鉢の山付近は、、」
「う~ん残念。天城は東西に二枚。その何とかって言う山までは・・・・」
と終わらぬうちに
「おおおーっ」
またしても店内には感嘆符が四方八方に飛び交い・・。
「XXの川があるよー」「ここがね、0000ですごいんだよ。」
(ここだけの話しということで大事なところ割愛させてもらいますです。)
「え~~それじゃあ入れ食い状態ですねえ~~!」とわたし・・。
すでに話題は わたしの趣味、渓流釣りの方へ流れ出していました。
二年間ご無沙汰していた釣果が何の苦労もなく、
わづか3メートル弱の竿でぽんぽんと大型の天然あまごが釣れる。釣れまくる!
とは!夢のような実話に酔いしれるわたしの前で
彼は3枚の地形図を買い求めて行きました。
もう一人は雨に濡れながら自転車でやって来た
市内沢地の少年 S君。
雨粒したたらせながら、すすっとわき目も振らず地図コーナーへ向かい、
「昭文社の山と高原地図じゃだめなんです。国土地理院の2万5千分の1の地形図はないねえ。」
「おっと今どきのこわっぱにしては、スパスパと国土地理院なんて、言葉つかい慣れてるなあ・・・」
「あなどるなかれだぜ!!ほうら山の地図がほとんどだけどね。本物の地形図だよ・・。」
「あったあ。夏休みの自由研究で液状化の起こりそうな場所を調べているんです。」
「ほう~っ。それで・・?」
「川の蛇行の跡や、昔河原だった土地は地形図でないとだめなんだ。昭文社の山と高原では載ってないんだ。」
「!!!!この子ナニモノ!?」
「三島市の地形図 ありますか?」
一瞬ヒヤッとしましたが、たしか三島と沼津は需要を見込んで
取り寄せてあったはづ・・。
・・・売れ残ってました・・
。
ほっとして??少年にみせると
「やったああああああ~」大喜びしてくれました。
「この川の辺りなんて昔の川の蛇行の跡なんです」
「ちょっ ちょっと待て。その川はな、柿田川だ。巨大な湧水からの流れだ。
狩野川の旧河川跡ではないよ。それを云うのならこっちだ・・。」
「ここだ→・・・~」
私は地図の中の長伏公園の南側付近を指さしました。
U字型の川の流れがそれでした。
三島市の北縁、沢地の少年には市の南縁 長伏地区の
ことは知らなかったようです。
「絵に描いたような三日月湖だよ。行って見るといい。」
「はい。行ってみます。」
歯切れのいい返事でした。
「
君は中学生かい?」
「いいえ 小学4年です」
「・・・・・!!こんな子初めてだあ」
「地図折ってくれますか?」
「ドキ~ん!!」実は、大学の時のフィールドワーク以来、地図折りしたことが無かったので
どぎまぎしてしまいました。
「たしか山・谷・山・谷のジャバラ折りしてから二つか三つ折りだったよな・・。」
「ジャバラの山が少しだけ低く折り込んで擦り切れないようにするんだったよな・・。」
少年の期待に応えてあげなくては・・ 冷や汗ものでしたが、何とか様になる地図折りとなり
ほっとひと安心でした。
「はい270円です。」
「お小遣い終わっちゃいそうだ・・。」
『そうだろうな、小学4年生にとっては270円は大きな出費なんだろうナ・。』
雨に濡れないようにジッパー付きのビニル袋へ入れてやると、
「ありがとうございます」
気おくれの無い爽やかな声でお礼を言ってくれました。
沢地の少年Sくん。夏休みも残すところ10日。
自由研究 がんばれ!。
Posted by むろさん at 02:40│Comments(0)
│山の地図売ってます。